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活動服製作の意図

うちは洋服屋じゃありません。

民間防災の発想を見えるカタチにするとこうなっちゃったんです。

 

動き(活動)が定まれば着るユニフォームが必要で、着るユニフォームが決まればブーツや装備に着眼できます。

人それぞれの意識をカタチにするため、手っ取り早く、衣装(ユニフォーム)系からとっついて来ていただき、姿を見える化させていく手法をとりいれてみました。

結果は

皆さんの姿が見えれば、皆さんと周囲の方々の安全に結びつき、第三者の意識も変化していきました。

これが「防災人万人化」につながったようです。

意図するところは

要所で必ず出てくるのが「意識は目に見えない」というところで、皆さん方のお姿を表面に出しておいてほしいのです。

「防人司」も1995年に紳士服(メンズカジュアル)では製造が規制されていた「レスキューオレンジ」のユニフォームをつくったんです。

2014年に新調したレスキューオレンジパンツとの組み合わせ
2014年に新調したレスキューオレンジパンツとの組み合わせ
初期型レスキューオレンジ1995タイプ
初期型レスキューオレンジ1995タイプ

当時は「国際救助色」として指定されていたため、普段着には使えなかったカラーなんです。

ちょうどこの時代に輸入条件の緩和などでベトナムや中国でつくるTシャツなどの衣類が国内流通してきました。

現代では当たり前となりましたが、当時では国産生産量に勝る勢いで海外から手に入るようになったのです。

 

そいう時代に「レスキューオレンジ」をオリジナルでつくった活動体は民間防災(当時の直接活動はセキュリティチームSWATでした)オンリーです。

さて、独創は独走になったのでしょうか?!

 

この「レスキューオレンジ」を着て動きますと、背中に「民間防災ボランティア」と書いてあっても、「ちょっと消防さん!」と言いながら腕を引っ張られ、「これはまずいかな~ いや待ちや。これは色の意識が伝わってる証拠や!ちゃんと目に入れてくれてんねや。」と感じたんです。

それからですよね。メンズカジュアルのお店に「レスキューオレンジ」カラーが並びはじめたのは。

輸入物流やカラーリングのタイミング的にも「足がかりになったんだろうな~」とは感じています。

 

こういった経緯もあって、衣服(ユニフォーム)には必要性として色意味と動きが理解されるもの、そして着ている人自身が目に入れば安全にもつながる。こう感じ取ったんです。

そして着る物が決まれば、それらの付随する装備品にも向かっていけるんですね。血液タイプ表記やベルト、ブーツ、手袋といった身体を守ってくれるツール。さては小道具類、その小道具類を収納する「タクティカルベスト」や「ポーチ」といったグッズに時間をかけずに進んで行けます。

「自分で自分を守っておく」につながる

「姿を見える化」と「正確な性格」

どちらも我が身・我がチームを守る要素です。

 

服装には我が身の立場や我が身の保安の役割があり、第三者へいい印象を与える要素があります。

もうひとつは「チーム」であろうが「個人」であろうが、「活動」するならば「規約・ルール」は必要ですよね。

 

規約・ルールは自身だけではなく、スタッフ全員の安全にもつながっていくわけです。

民間防災も「現金」を扱う事が出来ない規約になっていまして、そのために「団体口座」と「基金口座」を立ち上げてあります。

つまり「直接集金したり持ち込み現金をなくすことでお金の流れを明確にする」仕掛けなんです。

こうしておけば偏った見方をなさる方への防波堤ともなり、自分達を余計な嫌疑から守っておけるわけです。

当然ながら「公開口座」となる銀行口座を作る際にも、こういった規約が必要で、規約自体が活かされている証しが「基金や団体口座」だという事ですね。


防災ボランティア初となる「製造ルート」の開通

そもそも民間防災には「日本初」というのが多くあります。

 

ボランティアであっても日頃は有償事業で活動経費は求めておかないと運営もできません。

スポンサーが付くのを待つより、自分達で経費を作ることで、多くの方たちにPRも行えます。

 

そこで考え出したのが、民間防災の得意とする「余剰部」「ハギレ」使い

残った部分を使っての製品化にこのテクニックを活かしてあります。