令和2年(2020年)7月豪雨

2020年7月、3日から降り続いた雨は、4日に九州熊本を中心に襲いかかった。

山間部を曲がりくねる「球磨川」が広範囲に氾濫した。

折しも、下水からもコロナウイルスの検出との報道があったばかりでの水害で、今回は特に環境衛生に神経を使う事象となる。

感染症抑止のため、移動制限を施行しながらの復興作業となる。


2020年7月7日

九州にもたらした豪雨は九州北部の福岡県・佐賀県・長崎県から中部(熊本県・大分県)、南部(宮崎県・鹿児島県)の全域に影響。

河川氾濫も多数発生し、外郭からの侵入を拒むがごとく、産業や商業・農業に大きなダメージを与えた。交通網の寸断により配達物などの物流停滞も発生。

 

交通網の寸断とコロナウイルス感染抑止の条件のもと、各地域の社協では管内の支援者のみを受け入れる方針。

ダウンロード
九州豪雨による道路通行止め箇所(リスト)
7/8時点でのリストで、今後の天候・改善により変更されます。
20200706九州豪雨道路状況.pdf
PDFファイル 340.4 KB
ダウンロード
九州豪雨による鉄道運行情報(リスト)
鉄道網では線路崩壊・鉄橋崩壊などの状況があり、今後は区間運休などに変更される場合があります。
20200706九州豪雨鉄道状況.pdf
PDFファイル 87.4 KB

九州エリア担当社協


そして7日から降り続いた雨は中部地方の岐阜県・長野県でも河川氾濫、道路逸水を発生させた。

ダウンロード
岐阜県の豪雨通行止め箇所(リスト)
2020年7月8日 梅雨前線による豪雨のため岐阜県各所で道路浸水・土砂崩れなどにより通行を規制しています。
20200708中部豪雨岐阜.pdf
PDFファイル 421.2 KB


ダウンロード
長野県の通行止め箇所(リスト)
7/8現在 通行止め箇所のピックアップリストです。
20200708中部豪雨長野県.pdf
PDFファイル 381.0 KB

一連の豪雨災害の応援で熊本県内の避難所に派遣されていた高松市役所の保健師が13日、新型コロナウイルスに感染していることが確認された。

7月14日には島根県の江の川が江津市の川平地区と桜江町田津地区付近で氾濫。

広島県では14日、広島県東広島市河内町宇山で山が崩れて住宅1棟が土砂に巻き込まれた。

NHKが発表した住宅被害は14日時点で、全国24の県で合わせて1万4800棟余りとなった。

<全壊>

▽熊本県で545棟

▽鹿児島県で10棟

▽大分県で8棟など、合わせて566棟。

 

<半壊>

▽熊本県で14棟

▽岐阜県で11棟

▽鹿児島県で8棟、

▽大分県で6棟など、合わせて44棟。

 

<一部損壊>

▽岐阜県で64棟

▽熊本県で54棟

▽大分県で9棟

▽愛知県で7棟など合わせて159棟です。

 

浸水被害

<床上浸水>

▽熊本県で5530棟

▽福岡県で1459棟

▽大分県で124棟など、合わせて7339棟。

 

<床下浸水>

▽福岡県で3472棟

▽熊本県で1963棟

 

▽鹿児島県で315棟など、合わせて6734棟。

今回の豪雨災害について、政府は14日の閣議で、債務超過に陥った場合でも、一定期間、破産手続きが開始されずに済むようになるなど被災者に行政上の特例措置が適用される「特定非常災害」に指定。


停滞する梅雨前線により7月28日には新潟県佐渡島で土砂崩れ、山形県を流れる最上川で水位が上昇し、中流では、午前0時前後に大石田町横山付近と大石田町大石田付近で氾濫が発生したほか、29日午前3時ごろ、大蔵村の白須賀付近でも氾濫が発生。

29日午前9時には、中流の大石田町で3か所、大蔵村で1か所の、合わせて4か所で氾濫が確認された。

山形県庁 防災情報

http://www.pref.yamagata.jp/bosai/



令和2年7月豪雨による被害・対応状況



トヨタ社提供「通れたマップ」

ガソリンスタンド情報

マッピングサイト https://e-nenpi.com/gs/map_search


物流停滞状況



新コロナウイルスも含めて対策へ

水害後の仕上げ剤「エスコートエンジェル」

泥まみれになった家屋や自室の整理が付けば、エスコートエンジェルをしみこませて拭き上げと同時に仕上げて行きましょう。

撥水抗菌も可能になり、少しでも不安要素を半減させていけます。

クルマについていく泥

水害の現場で活用する自動車やバイクにも塗って下さい。

支援のため現地へ訪れる方のクルマにも事前に塗っておき、現地からお帰りの際はエスコートエンジェルを使って洗車してから自所へお帰り下さい。

災害現場では菌を「付けて行かない、付けて帰らない」が鉄則です。

現場で使った道具

スコップ、長靴、カッパなどは復興作業に毎日出番となります。

使い終えたならその都度水洗いに加え、エスコートエンジェルでコートアップすると良いでしょう。


災害時支援での管外(県外)者

救援活動で泥まみれとなったユニフォームはポリ袋に入れ、現場を離れる際に軽く水洗い程度はしておきたいところです。

私の場合は、現地付近で水道が生きている場(ガソリンスタンドがベストですね。)があれば一旦身を寄せて帰路支度として水洗いにお借りします。

ガソリンスタンドやコイン洗車場ならばクルマも洗え、汚水も流せます。

 

ユニフォームを入れるポリ袋は丈夫なもの、例えば布団用のものなどにしてその中に汚れ物を入れ、水道水を溜めてしばらく漬け置きします。

程度を見計らって汚水を流し、エスコートエンジェルを混ぜた溶水を少量作って袋内に入れ、持ち帰ります。

洗濯用洗剤が手に入るならば、帰路中のコインランドリーで洗濯をしておくのも良いでしょう。

当製品は皆様方からの資金援助をいただき、当該地域での復興期に支援活動者の方々にご活用いただきます。

資金援助につきましては「民間防災ボランティア基金」へお申し込みくださいませ。


活動情報