防人(さきもり)と防災志(ぼうさいこころざし)

「防人」の語源

【古代】

防人(さきもり / ぼうじん)は古代中国や、日本の飛鳥時代から平安時代、律令制度下で行われた軍事制度。

日本古代の兵役の一つ。〈さきもり〉は崎守の意。律令制では21~60歳の男子は3年間の防人の軍役につく義務があった。ただし,実際には,防人の軍役は東海道,東山道地域の人々に限られていた。《万葉集》の防人歌は東国防人たちの歌であり,作者注記に国造丁,助丁,主帳丁,火長,丁などの言葉がみられることから,東国防人は旧国造(くにのみやつこ)軍の遺制を継承したものではないかと推測されている。防人の総数は約3000,その大半は筑紫地域,大宰府,壱岐,対馬に配置され,筑紫地域の内外の軍事情勢に活用された。

【現代】

大災国日本で防災を促進する者。「防災人」とも書かれ、認知性を高める表現が用いられる。

防災の根源である「災いを防ぐ」ことに比重がおかれ、現代での「リスクマネジメント・クライシスマネジメント」を促進する者。危機管理者となる。

防人育成上では「防人志・防災志」も合わせて使われている。

防人司(さきもりのつかさ/さきもりつかさ)

防人の職域の名称。

 民間防災では「釜村竜也」氏のペンネーム。

防人志(さきもりのこころざし)

防災志(ぼうさいのこころざし)

正式には「防人志(さきもりのこころざし)」といい、災いの防止・抑止に意欲ある人々が用いる総称で、「防人」を正しく読めないことで、あえて「防災志」や「防災人」と表現され、犯罪から災害までの知恵者で「防犯・防災活動」する者、「社会福祉協議会(社協)」などの災害時に実務が必要となる部署職員に用いられます。

 

有資格では「防火管理者」「防災管理者」「防災士」「看護師」「社会福祉士」「調理師」「防犯設備士」「消防設備士」「建築士」「建物管理者」「ビルメンテナンス業者」など、人と建物にかかわる職域の方々で、平時から活動を行う方がたが主に用いています。

そういった人たちによる活動体やチームを「防災志団(ぼうさいしだん)」と呼んでいます。


民間防災の「活動服一斉縫製企画」

「防人志」の姿を表面化させるために、海外の縫繊工場で作る「ユニフォーム一斉製作」を企画しました。

 

事務方が常時不足するのが非常時です。

しかも一箇所に集中する事もありません。

「防人志」は災害時の要となる被災地内の避難所や一次避難場所・点在する避難生活者などの取りまとめや、自治行政・社協などの事務方の後方支援・側方支援を軸とし、発災後の手続き類への短縮を図ることが活動の目的となります。

 

発生直後から、当該自治体の応援を行う地元の「防火・防災管理者」、避難所運営の助っ人「防災士」、社協のバックアップを行う「コーディネーター」などがリリーフメンバーとして順を追って必要となります。

そこで、後に続いて頂けるよう仕組んだのが「防人志(団)」です。

 

この後には当該地以外からの助っ人も必要で、後に引き継いでもらえるようにしておきます。

この路線にいるあなたに着てほしい活動服を縫製していきます。


地域のリーダー 防災“志”養成講座(香川県)