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防災志・防災人・防災士のためのグリーン防災服

防災士で組織に属さない方からの希望があり、製品化へ向かいました。

グリーンをイメージカラーとして使ってほしいとのご意見で、グリーン地を持っている縫製工場数社にアクセスして企画したユニフォームです。

各社の生地素材に違いがあり、素材をポリエステル+コットン混紡として割合はお任せとなります。

生地の有無により同工場生産にならない場合がありますのでご了承ください。

 

民間防災の防災服のコンセプトは「着て寝られること」

各製品には「着て寝られる」ための細工も施しています。

2024年6月より、民間防災ベイスショップをリンクさせ、この場では写真のみを掲載いたします。


防災服は作業着を災害時仕様へ進化させたもので、国の機関・自治行政では災害時で着用されています。

基本的に所属ごとのデザインとしており、所属先、担当役務、役職、名前、登録番号や血液型などもワッペン式パッチなどで表示されます。

屋内外での「事務作業」に合わせ、「荷受けや仕分け」といった作業もできるように、大きめのサイズになっているのも特徴で、大半はメンズシルエットで仕上げられています。そのため、女性へはサイズダウンでまかなうことになります。

防災服が定まれば次に、ヘルメットや編み上げブーツといった装備へ目を向けやすくなりますので、先ずは着る服を決めてみましょう。

 

【誰もが「自分が被害に遭う」ことを考えていない】

 1988年から変わらないのが「自分が被害者」になることを想像できないということ。

発生してから「まさかまたここで地震があるとは・・・」「まさかこんなにひどい状況になるとは・・・」という人の多さ。

過去20年の間に数回にわたり、大きめの地震で損壊を受けている「石川県能登地方」でのお言葉です。

2019年にも高規格道路としての機能を持つ「里山海道(旧 千里浜海浜道路)」が崩落。利便性や高速化だけでは道路は作れないことを2024年正月の能登半島地震で証明されました。

 

 

【事務(運営・運用・計画)方が常に不足するのが災害時】

発災当初の避難者の集積、避難場所内の区分~レイアウト。外では受付・案内表示といった間口整理。そして点在する避難生活者の集積といった情報化への第一歩を「その場にいる方々で行う」ことになります。

タイミングによっては避難所に準備された非常物資も表面に出さなければいけませんし、先ずは、その場にいる方で「人」「物資」の情報精査ができるように「担当」を定められることなんです。

図面を例えても、避難所として使う部屋や体育館の図面、避難所建物全体の図面(施設や学校)、市全体のマップ、避難所管轄エリアマップ、住宅図は書き込みに使うため、かなり多く必要となります。

 

 

【そして確立されていく避難所】

避難所開設(発災から)4日目になると、外部物資と外郭支援者も入り込んできます。

発災当初からの運営員にはリリーフや助っ人も必要で、これらの行程(計画)を組み立てるのも事務方の手腕となります。

アナタの地には「避難所運営コンダクター」や「ボランティアコーディネーター」といった事務方専門員を育成されていませんか?

平時の訓練などに歩行訓練のみで終わらず、一次避難場所での運営も想定訓練でたしなんでみてみましょう。

そして「後に続け」をくり返して、救助期~復旧期~復興期までの中長期を想定して運用していきます。

ここで怖いのは、陰(建物の中)に入ると、外のことが目に入らなくなることです。解消するには、外回りの要員に動画や写真をつかってのレポート班を作って日記帳を作ってもらいます。

 

 

【避難者情報は社会福祉協議会と郵便局と共有していきましょう】

それぞれの部署が、それぞれ町を歩いて情報を得るのは無駄。

避難所や避難者・点在する避難生活者(自宅・マイカーなど)の情報は共有範囲として扱い、非常時の尊厳(人命に関わる)情報は共有できることで無駄を省いていきます。

得る情報は日進月歩となりますので、人に関する情報には常に目配りを行い、常時更新されるようにシステム化しておきましょう。

発災当初は郵便物の配達もできませんが、ある程度復旧が進めば郵便も機能し始めます。この時も各戸で自宅避難している家庭の情報をいただけるように協定を結んでおきましょう。

集まった避難者からの依頼も多く出てきます。ボラセン立ち上げまでにも、そこに集る支援者の集積と、現地の実態(被害度・安否・物資などの過不足など)を把握することで人の采配など、スムースな流れを作っていきます。

 

 

【事務方が必要なのは渦中だけではない】

隣接圏では現地の情報を求めて支援計画や策を練る事になっていきます。

その情報をピックアップするためにも、「当該地区」からの情報にアンテナを張り続け、真偽を見極める必要があります。

拾った情報に答えるためには、そこからの手配も行うことになっていきます。

 

そのつながりを保つことができる「志ある方々」が着る服。

 

それがこの「グリーンの防災服」です。

 

製品の大半は上着の背中をフラットにしてありますので、シルク印刷や一重生地ならば刺繍も入れやすくなっています。


Aタイプ

2024年1月1日能登半島地震時には富山県防災士会さんの指定ユニフォームとして縫製したモデルです。

エクセレントグリーンをベースにレスキューオレンジでアクセントをつけています。同じモチーフで数社が縫製に対応しています。


Aタイプ コーディネイトブルゾン

キルティングライナー式でフード脱着が可能。

Atype防災服をカバーしてくれる「真冬」のハーフロングブルゾンです。

パンツのインナーには作業服店が扱う、中綿パンツなどをお使いください。



A2タイプ

防災士と防災志のために作った「防災服」で、Atypeをベースに「イエロー」をポイントカラーに用いたニューフェイスです。

ベースカラーはAタイプより明るめのシグナルグリーンとなります。

災害時のカーゴポケットは「あれば収納できる反面、ポケットのふくらみが邪魔になる」というメリットとデメリットの抱き合わせとなります。現場では限りあるスペースに極限の人数が集まるため、幅を取るポケット類は無い方が良いという考えの元、片側にのみつけたモデルです。

 



Bタイプ(機動服)

反射材をフロントに用いたスタイリッシュなデザインで、屋外活動を重視した「機動服」です。

エリがスタンドカラーにも出来るので、インナーにヒートテックを着れば寒いシーズンにも着用出来ます。

生地は一重で、生地在庫が少なめなので、企画途中で終了の可能性があります。

掲載写真はスタジオ撮りと屋外撮りを使用しているため、色合い表現に違いがあります。



Cタイプ

平時からの防災活動に着用できる防災士(志)専用の防災服で、エクセレントグリーンをベースに「レスキューオレンジ」と「ブライトグリーン」の配色パターンがあります。

こちらも生地の在庫に限りがあるモデルです。

 



Dタイプ(機動服)



Eタイプ



【自己流カスタマイズへ】

民間防災のホームページではウエスト滑り止め加工や、すそ絞りの加工についてカスタマイズ方法を掲載してあります。

・ヒップサイズで合わせるレディスでは「簡易アジャスター」でウエストしぼりを

・インナーが表に出てしまうときは「シリコン」を使った滑り止めを

・パンツのスソを絞っておきたいときの「組みひも」絞りの仕方

 といった100円ショップで手に入る材料と道具でカスタマイズできる技を紹介中です。

 

【カスタマイズ方法】