☆「だれか食事を準備してくれよ」

外郭支援者も被災者と同等となる事実!


当たり前ですが、活動者は被災者の中からも発生します。

 

倉庫整理や無線通信など、個室に入ってしまうと時を忘れ、食事をとりそびれる事もしばしばあります。

 

ましてや外郭からの支援者は、自ら持ち込んだ食料はその日のうちに被災した子供たちに分け与え、もう食するものもありません。

 

活動服に身にまとう者へも、影ながらではなく、堂々とした食事配給がないと、今後発生する広域事案には、誰も動こうとしないでしょうね!

 

当然の様に「ボラは身の回りの事は自分たちで!」となっていますが、これを真に受けて現地入りしてしまうと、翌日には帰路につくはめになりますよ。

 

と考えれば、2方向の細工が必要でしょう。

1、近郊の方が通いで活動してもらう。

2、ボランティアにも食事の配給を行う。

 

その場の誰かが手綱を引っ張ってあげないと、腹をへらした外郭支援者は、遠慮してしまうのも事実なのです。

 

被災地の方、「呼びにいってあげて下さい。」「誘ってあげて下さい。」「持って行ってあげて下さい。」

支援者も「後方支援」がなければ、息が切れるのですよ。

 

近場の方なら初動も早く、物流の停滞しない場所へも戻れます。戻れば手に入るものも多く、現地入りへの準備もできます。

 

遠方支援者へは、さすがに食事の配給となりますね。

 

活動は心意気だけでは不可能なのです。長く活動してもらえる環境を作る事が被災地側の受援力ですね!

 

さて、学校が始まっても、家庭内が落ち着いていなければお弁当は作れません。

学校給食も作れない状態では、どうやって学童たちに食事を提供できるのか?

 

阪神淡路の時も、炊き出しが最後の最後まで必要だった事。

東日本大震災時は、学校の敷地内で自衛隊がお昼時に炊き出しを行っていました。

しかし、これらは延々とは続けられないのも事実です。

 

お弁当・仕出しには食品衛生法が絡んできます。すなわち「法のテリトリー」があるんですね。

 

阪神淡路の時は自衛隊によるお風呂が「公衆衛生法」に触れ、東日本大震災では学校給食への援護射撃が「食品衛生法」に抵触する。

何とも理不尽な…。

 

確かに食中毒の可能性もあり、3食総べてとせず、昼食のみとして行ったのが、今回の手法です。

全食とすると万一の場合、その場の方全員が発症してしまいますからね。

 

いずれにせよ、ボラは現地のお世話が必要だ!ということです!!